アーカイブ

企画展「魯山人クロッシング」

陶芸、書、日本画、料理など幅広い分野にわたり、独自の美意識を追求したことで著名な北大路魯山人。本展では、魯山人の美の世界を、近年再発見された茨城県内のコレクションを通して、陶磁器、漆器、日本画、篆刻、書の約70件により紹介します。

筑西市誕生20周年記念「みうらじゅんFES マイブームの全貌展」

「マイブーム」「ゆるキャラ」などの名付け親であり、イラストレーター、漫画家、エッセイストなど幅広く活躍するみうらじゅん(1958-)。昨年4月から朝日新聞土曜版beにおいて、コロナ禍を契機に今も描き続けている100点超の大作「コロナ画」について解説をする『マイ走馬灯』が連載されるなど、ますます注目を集めています。今展では、この「コロナ画」を中心に、これまでに制作・収集した膨大な作品をテーマごとに展示することで、マルチな才能を発揮する彼の世界観の全貌に迫ります。

茨城県歴史館開館50周年記念企画展(アーカイブス展) 「歴史を紡いだ茨城の先人 -岩上二郎、長久保赤水、菊池謙二郎、小野友五郎-」

茨城県歴史館が収蔵する資料を活用したアーカイブズ展として企画。歴史館設立の経緯を振り返るとともに、初代館長を務めた岩上二郎の「史料保存」にまつわる功績の紹介や、近年、新たに関係資料を収蔵した長久保赤水、菊池謙二郎、小野友五郎らにスポットを当てます。

石岡瑛子 I デザイン

デザイナーとして人々に新しい価値観を提示し、広告、舞台、映画など多岐にわたる分野で世界的に活躍した石岡瑛子(1938-2012)の個展。
本展では、没後10年を経て国内外から改めて注目が集まる石岡の、キャリア初期における資生堂やセンセーションを巻き起こしたPARCOの代表作をはじめ、東京を拠点にしていた1960~80年代の仕事を中心に、アートディレクターとして采配を振るったポスターやCM、グラフィックアートからスケッチまで、約500点を一挙公開します。

企画展「西田俊英展 不死鳥」

日本画家・西田俊英(にしだ・しゅんえい)は、昨年の武蔵野美術大学退任記念展に《不死鳥》を発表して話題を集めました。2022年より1年間、屋久島に滞在して描き始めた本作は現在も制作が続いており、最終的には全長90メートルを超える大作となります。西田が屋久島に魅了されたのは、森林が人間にとってかけがえのない存在で、その貴重な自然、そしてそこに棲む生命の営みに強く共感したからです。
本展では、代表作とあわせて最新作《不死鳥》をさらに進化したかたちで一挙公開し、西田芸術の現在を紹介します。

企画展「岩合光昭写真展 ねこづくし」

世界各地を巡る動物写真家として知られている岩合光昭(1950年 東京生れ)。大自然を生き抜く動物たちの美しく精悍な姿の表現により、国内外で高い評価を得る一方、身近な猫たちの姿をとらえた愛くるしい写真作品は、観る人に心の安らぎをもたらします。本展では、人々の暮らしとともに生きる猫たちの日常をご覧いただきます。

第89回企画展「恐竜vs哺乳類-化石から読み解く進化の物語-」

地球では、生命が誕生して以来、生きものたちの繁栄と絶滅が繰り返されてきました。今回は、恐竜と哺乳類にスポットライトを当て、化石から解き明かされる進化の歴史をたどります。両者の特徴を比べたり、古生物研究の“今”も紹介したりします。
ワクワクと驚きの進化の物語をお楽しみください!

須藤玲子:NUNOの布づくり

テキスタイルデザイナー須藤玲子(茨城県石岡市生まれ)と、須藤が率いるテキスタイルデザイン・スタジオ「NUNO」の活動を紹介します。本展では、日本各地の職人、工場との協働作業や、素材の可能性を広げるその取り組みについて、普段は見ることのできない布づくりの舞台裏を豊富な資料やマルチメディア・インスタレーションで展観します。NUNOの活動を包括的に伝える展示内容に加え、水戸芸術館の空間を活かした大型インスタレーションを展開し、見る人の楽しい気持ちや好奇心をくすぐる、テキスタイルのもつ多彩な可能性に注目します。