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企画展「筑西市誕生20周年記念 大作絵画の世界 ~芸術家たちの情熱~」

1メートル62センチ。人の背丈ほどあるこのサイズは、100号キャンバスの一辺の長さにあたります。100号というキャンバスサイズは、多くの公募展において出品可能な最大サイズとなっており、制作までに構想が練られ、作家ごとの世界観や技術がキャンバスの中に表現されています。
本展では、森田茂による気迫に満ちた200号の最大作「黒川能(石橋)」や、柳田昭による幅約13メートルにもなる組作品「饗宴」など、しもだて美術館所蔵コレクションの中から大作絵画を一堂に展示し、作品の魅力を紹介します。

テーマ展「関彰商事コレクション 近代数寄者の書と絵画 原三溪・松永耳庵・益田鈍翁の美意識」

明治から昭和にかけての著名な実業家である原三溪(はらさんけい/1868~1939)、松永耳庵(まつながじあん/1875~1971)、益田鈍翁(ますだどんのう/1848~1938)は、近代の日本経済を牽引した存在です。貴重な美術品や茶道具の蒐集家としても知られる一方、自らも書画を嗜んでいました。稀代の数寄者3名の貴重な書画作品49点(前期25点、後期24点)を通して、その美意識に迫ります。

企画展「出産と育児のあれこれ」

子育て支援策、仕事と育児の両立、お産の場所選び、お祝い事に育児グッズ…。現代においても考えることがつきない、出産と育児のあれこれに人々はどう向き合ってきたのでしょうか。江戸時代から現代までの、出産と育児にまつわる社会と習俗の変化を、資料を通じてあれこれ探っていきます。

津和野町立安野光雅美術館コレクション 安野先生のふしぎな学校

絵本をはじめ、装丁デザインや文筆の仕事でも豊かな才能を発揮した、画家・安野光雅(1926-2020)。本展では、終戦直後の一時期に小学校の教師を務めた、“安野先生”の作品約150点を、学校の授業科目に見立てた章構成で紹介します。細部まで描き込まれた美しい原画の数々にご注目ください。

雨十題―大観に捧ぐ

日本画家・横山大観が京を舞台に雨の表情と景色を描いた「洛中洛外雨十題」10点のうち、株式会社常陽銀行が所蔵する4点を二期に分けて2点ずつ展示します。そのほかに日本画、洋画、デザイン、彫刻などジャンルを交えて現代作家の作品8点を加えて「雨十題」としました。前期は自然の風景や印象を捉えた作品を、後期は人物や暮らしの気配を感じる作品をテーマに合計19点(うち1点は通期)を展示紹介します。

企画展「ワンダー・アニマルズ ~アートで感じる命のふしぎ~」

本展では、絵画作品を中心に、ガラス、彫刻など多彩な動物アートを紹介します。毛の1本1本まで本物そっくりに描かれた写実的な表現、カラフルでデフォルメされたキャラクターのような表現…。作家が動物から何を感じ、どう表現したのか。想像しながら鑑賞してみてください。
同時開催の全国から公募した小中学生の入選作品を展示する「第9回全国こども絵画コンクール」もお楽しみください。

企画展「THE HEADLINERS 2025-爆誕!セラミック・スーパーノヴァ」

シリーズ企画「THE HEADLINERS」の第2弾。茨城県陶芸美術館ならではの多角的な視点で選び抜いた16名の作家を紹介します。それぞれの感性で陶芸に挑戦する新しい表現が響き合い、陶芸の今を映し出します。輝く“超新星”たちの競演を、ぜひご覧ください。

企画展「日比野克彦 ひとり橋の上に立ってから、だれかと舟で繰り出すまで」

1980年代前半にダンボールを素材にした作品で注目を集め、2000年代以降は地域の人々と協働するアートプロジェクトを中心に行い、水戸でも毎年「明後日朝顔プロジェクト」を実施している日比野克彦の個展。大学長や美術館の館長も務める日比野の多岐にわたる活動を、エピソードを交えながら紹介します。

令和7年度茨城県移動展覧会「茨城の美術セレクション」(洋画・彫刻)

茨城県では、茨城県美術展覧会(会長:能島征二)と協力し、茨城県移動展覧会「茨城の美術セレクション」を主催しています。
県民の皆様が身近な美術館で芸術を鑑賞できる機会を提供するために、平成28年度より始まったこの移動展覧会は、今年度で10回目を迎えます。
茨城県を代表する芸術家の力作をぜひご覧ください。

令和7年度茨城県移動展覧会「茨城の美術セレクション」(書・写真・デザイン)

茨城県では、茨城県美術展覧会(会長:能島征二)と協力し、茨城県移動展覧会「茨城の美術セレクション」を主催しています。
県民の皆様が身近な美術館で芸術を鑑賞できる機会を提供するために、平成28年度より始まったこの移動展覧会は、今年度で10回目を迎えます。
茨城県を代表する芸術家の力作をぜひご覧ください。

茨城県陶芸美術館 コレクション展・新収蔵品展

茨城県陶芸美術館では、令和6年度に36作家(団体含む)による100件の作品を新たに収蔵しました。
「鉄釉陶器」の重要無形文化財保持者である原清の鉄釉馬文大壷をはじめ、岐阜県の美濃一帯で活動する、堀俊郎、安藤千都勢、安藤工、林友加や新里明士らの多種多様な作品も含みます。また、和田的の初期から近年までの変遷が一望できる作品群や、澤谷由子のイッチンによる繊細な文様の表現、アメリカの作家アダム・シルヴァーマンの個性が際立つ焼締などをご覧いただけます。茨城の作家では、小堤晶子の動物がモチーフの個性的な茶道具の他、戦前に活躍し、笠間の個人作家の先駆けとなった塙彰堂の多様な作品も収蔵しました。陶芸以外でも浅野榮一による緻密な江戸小紋の縞染め作品は、茨城の工芸作家の層の厚さを物語るものです。
これらの多彩な作品からなる新収蔵品展をお楽しみください。