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第7回土曜講座「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展」について

「ゲゲゲの鬼太郎」をはじめ多くの妖怪作品を生み出し、日本に妖怪文化を定着させた漫画家・水木しげる。講座では、水木しげるの妖怪画を取り上げながら、妖怪たちがどのように描かれてきたかを紐解きます。

講師:木澤沙羅(茨城県天心記念五浦美術館学芸員)

音楽の絵本 ハロウィン

指揮者のオカピをはじめ、演奏するのは全て希少動物という金管五重奏「ズーラシアンブラス」と、四つ子のきつねによるサックス四重奏団「サキソフォックス」、うさぎの四姉妹の弦楽四重奏団「弦(つる)うさぎ」の三女ベス(ピアノ)が出演する、親子でお楽しみいただけるコンサート「音楽の絵本」のハロウィンバージョン。ハロウィン仮装でのご来場も大歓迎です!

キーウ・クラシック・バレエ「白鳥の湖」~全2幕~

2017年に日本全国120公演以上に渡るツアーを敢行してから毎年、その親しみやすいパフォーマンスで好評を得てきたキーウ・クラシック・バレエ。稀代の名作として世界中から愛され続ける「白鳥の湖」をご堪能ください。

伝統芸能のススメ[落語]桂宮治独演会

テレビ番組「笑点」の大喜利レギュラー出演など大活躍中の桂宮治による独演会です。「笑点」ではみることのできない宮治渾身の落語を、劇場ならではの空間でお楽しみください。

企画展「筑西市誕生20周年記念 大作絵画の世界 ~芸術家たちの情熱~」

1メートル62センチ。人の背丈ほどあるこのサイズは、100号キャンバスの一辺の長さにあたります。100号というキャンバスサイズは、多くの公募展において出品可能な最大サイズとなっており、制作までに構想が練られ、作家ごとの世界観や技術がキャンバスの中に表現されています。
本展では、森田茂による気迫に満ちた200号の最大作「黒川能(石橋)」や、柳田昭による幅約13メートルにもなる組作品「饗宴」など、しもだて美術館所蔵コレクションの中から大作絵画を一堂に展示し、作品の魅力を紹介します。

テーマ展「関彰商事コレクション 近代数寄者の書と絵画 原三溪・松永耳庵・益田鈍翁の美意識」

明治から昭和にかけての著名な実業家である原三溪(はらさんけい/1868~1939)、松永耳庵(まつながじあん/1875~1971)、益田鈍翁(ますだどんのう/1848~1938)は、近代の日本経済を牽引した存在です。貴重な美術品や茶道具の蒐集家としても知られる一方、自らも書画を嗜んでいました。稀代の数寄者3名の貴重な書画作品49点(前期25点、後期24点)を通して、その美意識に迫ります。

企画展「出産と育児のあれこれ」

子育て支援策、仕事と育児の両立、お産の場所選び、お祝い事に育児グッズ…。現代においても考えることがつきない、出産と育児のあれこれに人々はどう向き合ってきたのでしょうか。江戸時代から現代までの、出産と育児にまつわる社会と習俗の変化を、資料を通じてあれこれ探っていきます。

津和野町立安野光雅美術館コレクション 安野先生のふしぎな学校

絵本をはじめ、装丁デザインや文筆の仕事でも豊かな才能を発揮した、画家・安野光雅(1926-2020)。本展では、終戦直後の一時期に小学校の教師を務めた、“安野先生”の作品約150点を、学校の授業科目に見立てた章構成で紹介します。細部まで描き込まれた美しい原画の数々にご注目ください。

0歳からのオーケストラ コンサート

0歳のお子さまから親子でいっしょにお楽しみいただけるコンサート。アニメ主題歌からクラシック曲まで、幅広いジャンルの曲目をお届けします。

【出演】
宮松重紀(指揮)、東京21世紀管弦楽団

【曲目】
アンパンマンのマーチ
ビゼー:「アルルの女」第2組曲から”メヌエット”
ドヴォルザーク:スラブ舞曲集第1集から第1番
J.S.バッハ:G線上のアリア
チャイコフスキー:「くるみ割り人形」から
”行進曲” ”あし笛の踊り” ”トレパック” ”花のワルツ” 
鉄腕アトム ほか

演劇「ハハキのアミュレット」

かつて棕櫚箒(しゅろほうき)の名産地として栄えた南近畿のある町を舞台に、野花奏(南果歩)と兄・雄一(平田満)の兄妹を軸に後継者問題で揺れる家族を描きます。注目の劇作家・横山拓也の最新作をご堪能ください。

【作・演出】横山拓也
【出演】南果歩、福本伸一、緒方晋、橋爪未萠里、田中亨、東宮綾音、平田満

伝統芸能のススメ[狂言]萬狂言 水戸公演

狂言をより深く楽しむためのプレ・パフォーマンス・トーク付きで、狂言の奥深さと至芸を味わっていただける公演です。極上のひとときをお過ごしください。

【演目】プレ・パフォーマンス・トーク 野村万蔵
    狂言「魚説法(うおせっぽう)」
        「秀句傘(しゅうがらかさ)」
【出演】野村萬、野村万蔵、野村万之丞、野村拳之介、河野佑紀

[演劇]水戸芸術館プロデュース公演『ロミオとジュリエット』

対立する家柄の若者たちの悲恋を描いたシェイクスピアの恋愛悲劇『ロミオとジュリエット』。若き翻訳家・小田島創志の新翻訳、そして大澤遊の新演出でお贈りする〈新しいシェイクスピア劇の創造〉にご期待ください。

【原作】W.シェイクスピア
【翻訳】小田島創志
【演出】大澤遊
【振付・ステージング】根本紳平(水中めがね∞)
【出演】大石英玄(文学座)、伊海実紗、鈴木勝大、高畑こと美
    伊藤ナツキ、今井公平、西奥瑠菜、八頭司悠友
    塩谷亮、大内真智、小林祐介(以上劇団ACM)
    松田洋治
【アンサンブル】今泉遥、小貫愛弥、木村莉緒、髙野晴香、照沼音羽 ほか

第51回茨城県新人演奏会

6月15日(日)に実施したオーディションを勝ち抜いた、15名の本県ゆかりの若き演奏者たちが一堂に会する演奏会です。ピアノ、管楽器、弦楽器、打楽器、声楽の5部門の演奏をお楽しみください。

新ダヴィッド同盟 第8回演奏会

2010年、吉田秀和・初代水戸芸術館館長の命名により水戸芸術館の専属楽団として結成された「新ダヴィッド同盟」。今回は、晩年のモーツァルトが綴った弦楽三重奏の名作〈ディヴェルティメント 変ホ長調〉と、20代のブラームスの情熱がほとばしる〈ピアノ四重奏曲 第1番〉という大作2曲が取り上げられます。新メンバーに迎えられたチェリストの北村陽と紡ぐ演奏をご堪能ください。

【出演】
庄司紗矢香(ヴァイオリン)
磯村和英(ヴィオラ)
北村 陽(チェロ)
小菅 優(ピアノ)

【曲目】
モーツァルト:ディヴェルティメント 変ホ長調 K.563[庄司、磯村、北村]
ブラームス:ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 作品25[庄司、磯村、北村、小菅]

雨十題―大観に捧ぐ

日本画家・横山大観が京を舞台に雨の表情と景色を描いた「洛中洛外雨十題」10点のうち、株式会社常陽銀行が所蔵する4点を二期に分けて2点ずつ展示します。そのほかに日本画、洋画、デザイン、彫刻などジャンルを交えて現代作家の作品8点を加えて「雨十題」としました。前期は自然の風景や印象を捉えた作品を、後期は人物や暮らしの気配を感じる作品をテーマに合計19点(うち1点は通期)を展示紹介します。

企画展「ワンダー・アニマルズ ~アートで感じる命のふしぎ~」

本展では、絵画作品を中心に、ガラス、彫刻など多彩な動物アートを紹介します。毛の1本1本まで本物そっくりに描かれた写実的な表現、カラフルでデフォルメされたキャラクターのような表現…。作家が動物から何を感じ、どう表現したのか。想像しながら鑑賞してみてください。
同時開催の全国から公募した小中学生の入選作品を展示する「第9回全国こども絵画コンクール」もお楽しみください。

企画展「THE HEADLINERS 2025-爆誕!セラミック・スーパーノヴァ」

シリーズ企画「THE HEADLINERS」の第2弾。茨城県陶芸美術館ならではの多角的な視点で選び抜いた16名の作家を紹介します。それぞれの感性で陶芸に挑戦する新しい表現が響き合い、陶芸の今を映し出します。輝く“超新星”たちの競演を、ぜひご覧ください。

企画展「日比野克彦 ひとり橋の上に立ってから、だれかと舟で繰り出すまで」

1980年代前半にダンボールを素材にした作品で注目を集め、2000年代以降は地域の人々と協働するアートプロジェクトを中心に行い、水戸でも毎年「明後日朝顔プロジェクト」を実施している日比野克彦の個展。大学長や美術館の館長も務める日比野の多岐にわたる活動を、エピソードを交えながら紹介します。

令和7年度茨城県移動展覧会「茨城の美術セレクション」(洋画・彫刻)

茨城県では、茨城県美術展覧会(会長:能島征二)と協力し、茨城県移動展覧会「茨城の美術セレクション」を主催しています。
県民の皆様が身近な美術館で芸術を鑑賞できる機会を提供するために、平成28年度より始まったこの移動展覧会は、今年度で10回目を迎えます。
茨城県を代表する芸術家の力作をぜひご覧ください。

令和7年度茨城県移動展覧会「茨城の美術セレクション」(書・写真・デザイン)

茨城県では、茨城県美術展覧会(会長:能島征二)と協力し、茨城県移動展覧会「茨城の美術セレクション」を主催しています。
県民の皆様が身近な美術館で芸術を鑑賞できる機会を提供するために、平成28年度より始まったこの移動展覧会は、今年度で10回目を迎えます。
茨城県を代表する芸術家の力作をぜひご覧ください。

【学び100年講座】昭和音楽大学と連携する教養講座 2025-2026<全5回>

昨年度好評を博した音楽講座を今年度も開講します。昭和音楽大学の現役の教授・講師陣による「講義」と、確かな実力を誇り各種公演で活躍中の奏者による「生演奏」でお贈りします。

【第1回】 2025年5月25日(日)
 「持ち声を活かす発声講座~かけがえのない“個”が輝くために~」
 講師・演奏:上杉清仁(昭和音楽大学講師/カウンターテナー)
 演奏:深海侑希(昭和音楽大学伴奏研究員)

【第2回】 2025年8月31日(日)
 「“知っているようで知らない”ショパンの魅力」
 講師・演奏:川染雅嗣(昭和音楽大学客員教授/ピアノ)
 共演:田中浩介(チェロ/昭和音楽大学附属音楽・バレエ教室講師)

【第3回】 2025年12月14日(日)
 「音楽で心と脳を活性化!~認知症・介護予防のための音楽療法ワークショップ~」
 講師:伊志嶺理沙(昭和音楽大学講師)
 演奏:黄木透(テノール/藤原歌劇団団員・日本オペラ協会会員)
辻喜久栄(ピアノ/昭和音楽大学附属音楽・バレエ教室講師)

【第4回】 2026年2月8日(日)
 「古楽器と現代楽器の聴き比べ-J.S.バッハ バロック時代の無伴奏チェロ-」
講師・演奏:島根朋史(昭和音楽大学講師/チェロ)

【第5回】 2026年3月29日(日)
 「シュトラウス2世のウインナー・ワルツの数々の名作を」
 講師:米田かおり(昭和音楽大学講師/音楽学)
 演奏:調整中

茨城県陶芸美術館 コレクション展・新収蔵品展

茨城県陶芸美術館では、令和6年度に36作家(団体含む)による100件の作品を新たに収蔵しました。
「鉄釉陶器」の重要無形文化財保持者である原清の鉄釉馬文大壷をはじめ、岐阜県の美濃一帯で活動する、堀俊郎、安藤千都勢、安藤工、林友加や新里明士らの多種多様な作品も含みます。また、和田的の初期から近年までの変遷が一望できる作品群や、澤谷由子のイッチンによる繊細な文様の表現、アメリカの作家アダム・シルヴァーマンの個性が際立つ焼締などをご覧いただけます。茨城の作家では、小堤晶子の動物がモチーフの個性的な茶道具の他、戦前に活躍し、笠間の個人作家の先駆けとなった塙彰堂の多様な作品も収蔵しました。陶芸以外でも浅野榮一による緻密な江戸小紋の縞染め作品は、茨城の工芸作家の層の厚さを物語るものです。
これらの多彩な作品からなる新収蔵品展をお楽しみください。