茨城の民話Webアーカイブ

ヘッダーライン
あいうえお順検索
くわしい検索
ライン

検索結果にもどる

岩崎山の剣井戸

イワサキヤマ ノ ツルギイド

原文

むかし日本武尊が蝦夷征伐のため、兵を率いて東方を目指しておりました。桜川を舟で上り、大形(現在のつくば市大形)を通過しようとした時のことです。
(むかし、このあたりは今とは様子が異なり、湖になっていたようで、現在の小高い丘が小さな島であったと思われます。)
日本武尊の兵達は、長い舟旅の疲れと飲み水不足とが重なり、突然苦しみを訴え始めました。尊は兵を休め、水を確保できる場所はないか、とあたりを見まわすと、向こうに小さな島が見え、そこに舟を付けることにしました。
ところが、上陸してみると、島は見渡す限り岩ばかりで、まるで水など出そうにありませんでした。
日本武尊は、疲れきった兵士達を見渡しながらしばらく考えておりましたが、やがて腰の草薙剣を抜くと、かたわらの大きな岩の一角に剣を突刺しました。すると、岩は崩れ落ち、そこから清水がこんこんと湧き出したのです。
兵士達は、大喜びで水をすくい、ゴクゴクと飲んでは渇きをいやし、元気を取り戻すと、「さあ、出航だ!」と、さらに東を目指して旅立って行きました。
後に人々は、その時、尊が切り裂いた場所を「岩崎山」、そして泉が湧き出た所を「剣井戸」と呼ぶようになったと言うことです。
「岩崎山」は、現在の大形小学校がある丘の一角にあり、そこに今は涸れてしまった「剣井戸」があります。

 

市町村 つくば市
原文著者 染谷 萬千子
原文著者(ヨミ) ソメヤ マチコ
生年 1947年
原文著者備考 1947年茨城県ひたちなか市生まれ
茨城大学教育学部美術科卒
1973年から1999年まで約26年間朝日広告社茨城支局に勤務し、新聞広告他制作を担当。1981年から茨城の自然探訪シリーズ「ふるさとの昔ばなし」を制作。現在も継続中。余暇には、旧姓岩谷萬千子で版画・アクリル画の政策に取り組む。
1977年 日本板画院展新人賞受賞 水戸で第一回個展
1983年 水戸で第二回個展
1990年 いすゞギャラリーで「ふるさとの昔ばなし」版画展
原文著者 茨城いすゞ自動車
原文著者(ヨミ) イバラキ イスズ ジドウシャ
原文著者備考 発行
原文著者 朝日広告社茨城支局
原文著者(ヨミ) アサヒコウコクシャ イバラキシキョク
原文著者備考 企画
媒体 図書
収録資料名 ふるさとの昔ばなし
収録資料名(ヨミ) フルサト ノ ムカシバナシ
収録資料シリーズ名 茨城の自然探訪シリーズ
民話ページ P217 〜 P217
収録資料出版社 茨城いすゞ自動車
収録資料出版年月日 2000.10.31
言語 日本語
方言 標準語
備考 非売品

このおはなしが伝えられた地域

資料スキャンデータダウンロード