茨城の民話Webアーカイブ

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成沢の湯と常陸の湯

ナルサワ ノ ユ ト ヒタチ ノ ユ

原文

むかし、眼病に悩んでいた観光和尚という人が、渓谷で鶴が脚を水につけて遊んでいるのを見て、不思議に思いそのあたりを掘ると、清水が湧きだしてきました。その水をわかして入ったところ、眼病がなおったというのです。それ以来、お寺のわきに湯治場をつくり、お風呂に入るようになりました。このお寺が金砂山東漸院で、この成沢の湯は、成沢鉱泉として今でも続いております。
こちらは加倉井ですが、妙徳寺の裏山の奥の院に常陸の湯があります。八幡太郎義家が東征の途中、草むらの中から清水が湧きだしているのをみつけ、家来たちに浴びさせたところ、疲れもとれ元気になったというのです。また、日蓮上人が小松原(千葉)で襲われ、額に傷をうけたとき、この湯で治したというのです。
現在、この常陸の湯も湯治場として人気があり、湯治客が絶えません。

 

市町村 水戸市
原文著者 染谷 萬千子
原文著者(ヨミ) ソメヤ マチコ
生年 1947年
原文著者備考 1947年茨城県ひたちなか市生まれ
茨城大学教育学部美術科卒
1973年から1999年まで約26年間朝日広告社茨城支局に勤務し、新聞広告他制作を担当。1981年から茨城の自然探訪シリーズ「ふるさとの昔ばなし」を制作。現在も継続中。余暇には、旧姓岩谷萬千子で版画・アクリル画の政策に取り組む。
1977年 日本板画院展新人賞受賞 水戸で第一回個展
1983年 水戸で第二回個展
1990年 いすゞギャラリーで「ふるさとの昔ばなし」版画展
原文著者 茨城いすゞ自動車
原文著者(ヨミ) イバラキ イスズ ジドウシャ
原文著者備考 発行
原文著者 朝日広告社茨城支局
原文著者(ヨミ) アサヒコウコクシャ イバラキシキョク
原文著者備考 企画
媒体 図書
収録資料名 ふるさとの昔ばなし
収録資料名(ヨミ) フルサト ノ ムカシバナシ
収録資料シリーズ名 茨城の自然探訪シリーズ
民話ページ P5 〜 P5
収録資料出版社 茨城いすゞ自動車
収録資料出版年月日 2000.10.31
言語 日本語
方言 標準語
備考 非売品

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