常陸国風土記を訪ねる

玉井(たまい)

桑原の岳の条には、「たまり」の地名の由来が記載されている。「桑原の岳」の伝承地は、玉里小学校付近の台地に広がる宮平遺跡群(宮平遺跡・涌井遺跡・天神遺跡)とされている。大宮神社の北には、玉里六井のひとつの「玉井」があり、伝承地の面影を垣間見ることができる。

指定の種別 未指定
市町村名 小美玉市
所在地 小美玉市上玉里(玉里小学校及び大宮神社付近)
担当課 小美玉市教育委員会生涯学習課
小美玉生涯学習センター
電話番号 0299-26-9111(代表)
参考URL http://city.omitama.lg.jp/572.html#03
常陸国風土記の記載内容
茨城郡

郡の役所の東十里に桑原の岳がある。昔、倭武天皇が岳の上にしばらく留まれて、土地の神にお食事を献じた時に水辺に命じて、新たに清い井を掘らせなさったところ、泉は清浄で香気があり、飲むのに絶好であったので、倭武の天皇は「よくたまれるみずかな」とおっしゃった。これにもとづいて、里の名を今、田餘という。