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№11 国内外から注目度が高まる笠間の奇祭。2018年悪態まつり参加レポート!

毎年12月に茨城県笠間市にて行われる「悪態まつり」。日本三大奇祭の1つとも言われています。
年々注目が高まっており、たくさんのテレビやユーチューバーなどに取材されたことで、今や笠間市の名物としてすっかり定着しました。

 

この記事を読んでいる皆さんはこの「悪態まつり」に参加されたことはありますか?
「知ってはいるけど、行ったことがない」という方にも、このお祭りがどのような雰囲気で行われているのか、参加した様子をレポートします。

 

 

そもそも悪態まつりとはどんなお祭り?

悪態祭りは茨城県笠間市の愛宕山において開催されます。
怨霊や疫病を退ける悪退祭りや領主が住民の日頃の不平や不満を悪態の中から探ろうとしたなど、由来にはさまざまな説があります。
現在のお祭りでは、13人の天狗が山裾から頂上の愛宕神社まで、16箇所の祠にお供え物をしながら向かいます。
山裾から愛宕神社まで約4キロメートルの道を、天狗達は終始無言で進み、その後ろを歩く一般の参加者が天狗に向かってありとあらゆる罵声を浴びせていきます。
「バカ野郎」「この野郎」「早く進め」など様々な悪態をつきながら、山を登っていく様子は様々なメディアでも取り上げられています。

 

他にもお祭りには特徴的な風習があります。
天狗達が各祠にお供えするお供え物は縁起物であり、手に入れた者には幸福が訪れると言われているため、各祠では参加者同士の奪い合いが行われます。
笠間市でしか体験できないこの奇祭に参加する為に、2018年には東京からのバスツアーも催行。年々増え続ける報道関係者に加え、外国人の姿も見かけるようになりました。

 

当日の様子をレポート!現地に到着すると山裾にはすでに大勢の報道陣がスタンバイ

まずは難台山(なんだいさん)の麓に集合。全員での山登りがスタートです。

 

 

スタート地点では、すでにたくさんの参加者と報道関係者が待ち構えていました。

 

白い装飾を着ているのが天狗です。彼らが手に持っている青竹は、祠のお供え物を奪おうとする参加者を叩くために使われます。お祭りの後には、お供え物が参加者に配られます。

 

 

車に気をつけながら、全員で山を登って行きます!

 

舗装された道路が多く歩きやすいです。その間ずっと「疲れたぞこんちくしょー!」「給料少ないぞバカヤロー!」「黙って歩けねぇのかバカヤロー!」など、様々な悪態が続きます。

 

 

手に入れると幸福になると言われる祠のお供え物は参加者から大人気です。中には、祠に先回りして供え物を待つ人もいます。

 

 

お供え物争奪戦の後の祠には、闘いの痕が残っています。

 

山を登ること1時間以上、真冬なので完全防備で来ていましたが、かなり動いているのでうっすら汗をかくほど。途中からダウンジャケットが邪魔になりました。

 

さらなる急勾配へ…息も絶え絶えになって愛宕神社に到着

愛宕神社のある愛宕山は急勾配の階段が続きます。

 

 

「急すぎるぞバカヤロー」と言った具合に、口から自然に悪態が溢れます。
ヘトヘトになりながら目的地の愛宕神社へ到着。

 

 

ふと後ろを振り返ると…上からの方が、より勾配のきつさが伝わるのではないでしょうか。

 

 

最後に天狗たちが登ってきます。参加者たちが出迎えます。

 

 

自然と「あとちょっとだバカヤロー!」「頑張れコノヤロー!」と言った具合に、悪態の中にも優しさが混ざります。
天狗たちは山頂に到着後、境内で儀式を執り行い、最後に再び姿を現して悪態まつりはフィナーレを迎えます。

 

ついにフィナーレ!最後はお待ちかねの餅まき!

最後は恒例の餅まき!かなりの量のお菓子やお餅が飛んできます!!

 

 

ビニール袋にいっぱいのお菓子をゲットしている方もいます。

 

 

餅まきの後は「バカヤロー三唱」を全員で言って締めくくります!
「バカヤロー!バカヤロー!大バカヤロー!!!」
全国的にも珍しいこの風習、度重なる取材でさらに人気に火がつき、全国からさらに多くの方々が訪れる日も近いかもしれません。
 誰でも気軽に参加することができ、日頃の不満を吐き出す機会としてもオススメです。
ストレス解消にはもってこいの「悪態まつり」、次回はあなたも参加してみませんか?