田宮ばやし
第1日目となる土曜日は宵祇園とよばれ、八坂神社から公民館に設けられた御仮屋に神輿を遷す。神輿を迎えにいく際には、出発地点となる集落センターで、保存会の人たちによって「さんぎり」が最初に演奏され、そのあと「大杉ばやし」「かっころばやし」を演奏、「矢車ばやし」を演奏しながら公民館を出発する。神社の鳥居をくぐるところでは「門つけばやし」を演奏し、神前で「大杉囃子」「かっころばやし」を奉納する。神社を出発して御仮屋に向かうときには宿通りで「疱瘡ばやし」を演奏する。以上のように、3日間におよぶ祇園祭と神輿の巡行では、決められた場所で決められたお囃子が演奏されることに田宮囃子の特徴がある。2日目の本祇園では、「疱瘡はやし」や「矢車ばやし」にのせて神輿が集落内を巡行する。かつては区長宅や当番宅内への神輿の練りこみが行われた。3日目の裏祇園では神輿が神社に還御する。神輿を神社に還御させると、帰り道で演奏されるのが「帰りばやし」である。(土浦市文化課提供)
読み仮名 | たみやばやし |
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市町村名 | 土浦市 |
活動実施場所 | 新治村田宮1011(梶ノ宮神社及び集落内) |
ジャンル | 音楽 |
行事日 | 7月末日曜日 |
季節 | 夏 |
文化財の体系 | 無形民俗文化財 |
文化財等の指定区分 | 県指定 |
指定年月日 | 1977年5月2日 |
存続状況 | 活動中 |
活動団体名 | 田宮ばやし保存会 |
備考 | 写真提供者:常陽藝文センター |