平成26年度「輝く郷土の先人」新聞等コンクール入賞者の決定について


 郷土にゆかりのある歴史上の人物を題材にし、その功績等を調べて新聞形式で作成した作品を募集し、審査を行った結果、下記のとおり入賞者を決定しましたので発表します。

【募集期間】平成26年10月~平成27年1月

【応募対象者】小学3年生~小学6年生

【応募作品数】4,311点(210校)

【審査方法】審査員5名により「見やすい紙面構成か」「取材や資料調査に基づいているか」「自分の言葉で表現しているか」等の審査基準により選定。

※今後、茨城県庁舎や茨城県立図書館等での入賞作品展の実施や、入賞作品をホームページに掲載する予定です。詳細については、決定次第お知らせいたします。

 

最優秀作品(2点)

◆「野口雨情新聞」

 石岡市立石岡小学校4年

 小松崎 陽晏子(こまつざき ひかるこ)さん

 

【受賞者のコメント】

 幼い頃から歌っている「七つの子」「シャボン玉」などの童謡の作者が北茨城出身の野口雨情だと知り、身近な存在に感じたことで雨情新聞を作ることを決めました。今回の新聞作りにおいて、私は大人の雨情がどんな思いや信念を抱いて、子供達が歌う童謡を作詞しているのかということを、もっとよく知りたいと思い、冬休みに雨情記念館へ取材に行きました。係の方とお話して年表や解説文をいただき、貴重な資料を自分の目で見て理解することができました。純真な子供の心を大切にした詩を作り、その童謡が末長く愛されることで子供達の豊かな心の教育を願った雨情の思いに私はとても感動したので、それらを記事と見出しにできて満足しています。

 

◆「からくり伊賀新聞」

 つくば市立つくばAZUMA学園吾妻小学校4年

 安田 達郎(やすだ たつろう)さん

 ※現在は転校し、東京都品川区立旗台小学校に在籍

 

【受賞者のコメント】

 ぼくが飯塚伊賀七を知ったきっかけは、彼が作った大型からくり時計を谷田部郷土資料館で見たことです。一定の時刻になるとたいこや笛が鳴るしくみが面白く、伊賀七について調べてみることにしました。すると、伊能忠敬より先に正確な地図を作ったり、人力飛行機で筑波山から飛ぼうとした人だと分かり驚きました。彼が設計した五角堂や発明品の一部が今もあり、見に行ったのも楽しかったです。それから伊賀七に詳しい方達に話を聞き、ききんに苦しむ農民のために自動農業機械を作るなど名主として村人のために尽くすやさしい人だったことも分かりました。江戸時代のつくばにこんなにすごい人がいたことを他の地域の人たちにも伝えたいです。

 

優秀賞(8点)

 

◆「木村安兵衛新聞」

 土浦市立大岩田小学校4年  池﨑 あい佳(いけざき あいか)さん

 

◆「徳川光圀新聞」

 龍ケ崎市立龍ケ崎小学校4年  皆川 滉貴(みながわ こうき)さん

 

◆「木村安兵衛新聞」

 取手市立久賀小学校4年  奥山 紗妃(おくやま さき)さん

 

◆「茨城の童謡スター 野口雨情」

 つくば市立葛城小学校4年

 ・瀬尾 かのん(せお かのん)さん
 ・田中 理歩(ななか りあ)さん
 ・田中 玲歩(たなか れあ)さん
 ・生田目 桃衣(なまため ももえ)さん
 ・宮腰 桐衣(みやこし きりえ)さん
 ・箭内 結衣(やない ゆい)さん

 

◆「からくり伊賀七新聞」

 守谷市立守谷小学校4年  吉原 彩優(よしはら さゆ)さん

 

◆「帆引き船新聞」

 つくばみらい市立小絹小学校4年  水野谷 帆風(みずのや ほのか)さん

 

◆「勘十郎堀新聞」

 大洗町立大貫小学校6年  6年1組新聞係

 ・髙野 大(たかの だい)さん

 ・木村 朱里(きむら あかり)さん

 

◆「鯉渕要人と桜田事変 僕たちの先祖常北地域の人々の尊王攘夷」

 城里町立常北小学校6年  鯉渕 駿之介(こいぶち しゅんのすけ)さん

 

 

奨励賞(10点)

 

◆「サツマイモの神様 白土松吉新聞」

 水戸市立五軒小学校4年  鈴木 薫(すずき かおる)さん

 

◆「須田誠太郎新聞」

 水戸市立緑岡小学校4年  島 悠斗(しま ゆうと)さん

 

◆「探検家・測量家 間宮林蔵」

 取手市 山王小学校4年

 ・海老原 康祐(えびはら こうすけ)さん
 ・近藤 祐基(こんどう ゆうき)さん
 ・末永 健(すえなが けん)さん
 ・吉岡 世成(よしおか せな)さん

 

◆「初期かいぼうのヒミツ~河口信任の人生~」

 ひたちなか市立長堀小学校4年  須田 麻琴(すだ まこと)さん

 

◆「山下りん新聞」

 神栖市立大野原西小学校4年  工藤 美空(くどう みく)さん

 

◆「横山大観新聞」

 神栖市立軽野小学校4年 石本 愛美(いしもと まなみ)さん

 

◆「猿島茶の生みの親 中山元成」

 坂東市立中川小学校4年  野口 航汰(のぐち こうた)さん

 

◆「間宮新聞」

 つくばみらい市立小張小学校4年  木幡 妃葵(こはた ひなき)さん

 

◆「長久保赤水」

 つくばみらい市立豊小学校4年 赤水たんけんたい
 ・渡邊 七宝(わたなべ ななほ)さん
 ・高橋 尚幸(たかはし なおゆき)さん
 ・原田 涼奈(はらだ すずな)さん

 

◆「黒澤止幾子新聞2年次」

 城里町立七会小学校5年

 ・石井 陽菜(いしい はるな)さん
 ・卜部 竜輝(うらべ りゅうき)さん
 ・大座畑 颯人(おおざはた はやと)さん
 ・小瀧 雅大(こたき まさひろ)さん
 ・塩沢 倖介(しおざわ こうすけ)さん
 ・鶴田 健一郎(つるた けんいちろう)さん
 ・富田 竜司(とみた りゅうじ)さん

 

※学年は受賞当時のものです。

審査講評

 本年度も、冊子「輝く茨城の先人たち」やウェブページを活用して、郷土の先人について調べたり考えたりしたことを新聞等に表現した作品、4,311点の応募がありました。例年に比べても内容が充実しており、力作が多くありました。
 最優秀賞を受賞した作品「からくり伊賀新聞」は、江戸時代に建築や機械類の発明に尽力した飯塚伊賀七の業績について調べ、新聞にまとめたものです。地域の郷土資料館での「からくり時計」との出会いから、興味・関心が芽生え、飯塚伊賀七のゆかりの土地や資料館などに実際に出かけて行って調べたり、現在も飯塚伊賀七について研究している方々の話を聞いたりして、分かったことや考えたことを丁寧に表現した作品です。
 また、同じく最優秀賞を受賞した作品「野口雨情新聞」は、童謡・民謡を芸術的な水準まで高め、「童謡の詩人」とよばれた野口雨情の業績について調べ、新聞にまとめたものです。作品全体のレイアウトについても、それぞれの記事に、読む人が興味を引くような小見出しをつけたり、名曲「シャボン玉」の歌詞やイラストを掲載したりして、先人が童謡を愛し、子供たちのために作詞した様子が良く伝わってくる魅力的な作品に仕上がっていました。
 優秀賞及び奨励賞を受賞した作品についても、先人のゆかりの土地や施設を訪ね、事実を資料等で調べ、関係者にインタビュー取材をするなどして、根拠をもとに自分なりに考えたことを記事に表したものが多くありました。小学校社会科においては、「観察,調査・見学などの体験的な活動やそれに基づく表現活動の一層の充実」が求められています。そうした中、多くの作品が、集めた資料等を年表や地図、グラフ、イラストなどに工夫して表現し、読む人にとって分かりやすく構成された新聞に仕上がっていたと思います。
 今後、新聞にまとめる際に次のことを意識すると、さらによい作品になると思います。それは、「『先人の思い』が伝わるようにまとめること」です。先人が、どんな思いを持ってその仕事に励み、地域や社会の発展のために尽くしてきたかなどが読み手に伝わるよう、見出しやレイアウトを工夫してまとめると、より新聞が生き生きしてきます。先人の業績について、自分が直接見たり、触れたりした時の驚きや感動、もっと知りたいと思ったことなどを踏まえて、自分の言葉で調べて分かったことを書いてほしいと思います。
 これからも、地域の発展に大きく貢献した先人の努力や苦心を調べ、新聞等にまとめる活動を通して、郷土茨城の歴史に関心をもち、郷土への親しみや愛着をより一層深めていってほしいと思います。そして、将来の茨城や地域を担う皆さんが、郷土に誇りを持ちながら成長されますこと期待します。

 

お問合せ

茨城県生活環境部生活文化課

TEL 029-301-2824